■初挽(び)きで新春の活気/津軽こけし館(黒石市)
津軽こけし館(黒石市)で2日、新春恒例の初挽きが行われた。白装束に身を固めた工人の小島俊幸さんが今年最初のこけしをつくり、伝統工芸発展にかける意欲を新たにした。
小島さんは、ろくろが回る軽快な音を響かせながら、桜材にノミを入れ、鮮やかな彩色を施した約1尺のこけしを完成させた。お汁粉の振る舞い、上十川獅子踊り、凧(たこ)やこけしが当たる福もちまき大会など正月ならではのイベントでにぎわし、春一番の活気に包まれていた。
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